4月から中学3年生、志望校はもう決まりましたか?
「いくつかの高校で迷っている」「そもそも高校をあまり知らない」など高校選びの進み具合は人それぞれ。
この記事では塾で生徒さんから実際によく聞く『高校の志望動機』をまとめたものを紹介します。
皆さんの高校選びに少しでも役立てれば良いと思っています。
生徒さんも保護者のかたも、ぜひ参考にしてください。
生徒さんの生の声をまとめたものなので、内容に偏りがあるかもしれませんが、あらかじめご了承ください。
それでは早速見ていきましょう。
Contents
高校選びの志望動機12選
1)家から近い
生徒さんの声
- バスや電車に乗りたくない
- 中学の友達で受験する人が多い
- 近いから自由に過ごせる時間が多い
- 朝が遅くていい
保護者目線だと「交通費がかからない」「安心」というメリットもあります。
わりと保護者の賛同を得やすい動機じゃないでしょうか。
2)親または兄姉の母校
生徒さんの声
- 両親(兄姉)の卒業した学校に行きたい
- 兄姉の在籍する高校に行きたい
- 兄姉からいろいろな情報を聞いて、行きたいと思った
- 兄姉が楽しそうに学校に通っている
家族が卒業生・在校生の場合、学校の情報量の多さや情報の信ぴょう性も高いですよね。
姉が「すごくいい学校」といえば、きっとそうなんです。
保護者も弟妹の高校生活をイメージしやすいので、肯定的に受け取られる動機ですね。
3)雰囲気や校風
生徒さんの声
- 文化祭が楽しそう
- 在校生たちが充実してそう
- 校則が厳しくない
- サポートが手厚く、勉強面でも頑張れそう
文化祭や説明会に行くなど実際に高校に足を運ぶといろいろな発見がありますよね。
充実の高校生活を連想しやすいので、入試へのモチベーションも上がる志望動機です。
4)部活動
生徒さんの声
- ○○部が強い(そこそこ強い)
- ○○部に入ってみたい(めずらしい部活がある)
- 部活の雰囲気が楽しそうだった
- 知り合いの顧問(有名な監督)がいる
- 部活の設備(ナイターやアトリエなど)がすごく魅力的
部活動で学校選びを考える生徒さんは行きたい学校が明確に決まっていたり、かなり絞られていることも多いですね。
5)家から遠い
生徒さんの声
- 高校はさすがに電車で通学したい
- 学校帰りに横浜で遊びたい
- 中学の知り合いがいる学校は避けたい
家から近いことを魅力に感じる生徒さんもいれば、家から遠いことを魅力に感じる生徒さんもいます。
保護者目線だと、「ちゃんと通えるか心配」「帰りが遅くなるのが心配」などネガティブな意見がありますね。
中学生は遠い学校へ通うだけの明確な理由を、保護者にしっかり伝えて同意を得る必要がありそうです。
6)仲のいい友達・憧れの先輩
生徒さんの声
- 仲のよい友達と同じ学校がいい
- ○○先輩と同じ学校に通いたい
高校生活は期待も大きいですが、同じくらい不安に感じることもあります。
仲の良い友達や憧れの先輩が同じ学校に入れば心強いですね。
7)高校の立地(○○の近く)
生徒さんの声
- 駅から学校が近い
- 遊べる場所(大きい駅やテーマパーク)が近い
- 海が近い
一番の志望動機になりにくいかも知れませんが、学校帰りにちょっとどこかで遊びたいと考えている生徒さんも多いですね。
学校側の最寄り駅から学校まで徒歩で結構かかったりするとマイナスポイントになりがちです。
8)制服がかわいい
生徒さんの声
- チェック柄のスカートがいい
- リボンがおしゃれ
- 色がかわいい
制服にこだわりがあるのは男子よりも女子のほうが圧倒的に多いです。
やはり高校3年間はお気に入りの制服で充実した高校生活を送りたいですよね。
9)大学進学または就職
生徒さんの声
- 有名大学への進学率がいい
- 就職する人が多い(専門学科)
高校卒業後の将来のビジョンまで思い描いている生徒さんもいます。
難関校や工業系などの専門学科のある高校を目指す人はわりとビジョンが明確な生徒さんが多いです。
高校選びも自分でいろいろ調べてたりと積極的に行動してますね。
10)カリキュラムや設備の個性
生徒さんの声
- 国際交流活動がある
- 地域と連携した魅力的な取り組み(授業)がある
- 他にはない設備がいい
他の高校にはない授業・行事・施設など、学校のオリジナリティに魅力を感じる生徒さんもいます。
受験したい学校が明確で、成績が足りていなくても全力で頑張ったりする生徒さんもいますね。
11)校舎の外観や内装
生徒さんの声
- 校舎がきれい
- トイレがきれい
- ラウンジ(食堂)がおしゃれ
校舎やトイレが汚いとマイナスポイントになりがちです。「トイレが汚いからやだ」はよく聞きます。
実際に見に行ってチェックすべきポイントかもしれませんね。
12)評判の良さ
生徒さんの声
- 先輩からいい学校だと聞いた
- 周りがみんないい学校って言ってる
- インターネット(SNS含む)の情報で評判が良さそう
周囲からどう思われている学校かは皆さん気にしていますよね。
評判がいい学校はやはり倍率も高くなりがちです。
志望校の見つけ方4つのポイント
志望動機は人それぞれ。たくさんの高校を見て、自分が「この学校がいい!」と思ったらそれでいいんです。
最後に、みなさんが実際にどうすれば自分の行きたい高校を見つけられるか、先輩たちの経験をもとに4つのポイントを紹介します。
大事なことは「情報収集」です。とにかく高校を知らないことには「行きたい!」という気持ちは育ちませんからね。
「行きたい高校がないから興味を持てない」という考えは危険ですし、入試準備が遅れる原因になります。
行きたい高校がない生徒さんほど、積極的に情報収集していくようにしましょう。
ぜひ実践してみてください。
1)友達と志望校の話をしてみる
まずは友達と志望校の話をしてみましょう。「志望校決まってる?」みたいな感じですかね。
部活やクラスのお友達で、志望校が決まっている人を探すのも大切です。
2)文化祭や学校説明会に参加してみる
友達や家族と一緒に積極的に参加するようにしましょう。
自分の実力に見合わない学校でも興味があれば行くべきですよ。
努力次第で合格できるかも知れませんし、それを機に学校選びの考え方が変わるかも知れませんからね。
3)いろいろな高校のHPを見てみる
「そもそも高校をあまり知らない」という生徒さんもいると思いますので、自宅の近くにある高校から調べてもいいと思います。
お友達やご家族から聞いた高校を調べてみてもいいですね。
部活をやっている生徒さんは、その部活の強い高校を調べてみましょう。
▼神奈川県ホームページ(公立高校138校のリンク集)
https://www.pref.kanagawa.jp/kyouiku/ken-koukou.html
4)受験案内を見てみる
志望校が決まっていない生徒さんは受験案内を見てみることもおすすめです。
高校の情報がまとまって載っていますので、成績の目安や昨年までの倍率、学校行事や部活動など効率的に調べることができます。
購入する場合は、最新のものを購入するようにしましょう。
まとめ
志望動機(志望理由)まとめ
- 家から近い
- 親または兄姉の母校
- 雰囲気や校風
- 部活動
- 家から遠い
- 仲のいい友達・憧れの先輩
- 高校の立地(○○の近く)
- 制服がかわいい
- 大学進学または就職
- カリキュラムや設備の個性
- 校舎の外観と内装
- 評判の良さ
いかがでしょうか。
志望校を考えるうえでのヒントになりましたか?
志望校が早めに決まれば、それだけモチベーション高く、入試に向けての準備も進められます。
積極的に行動して、自分が通う高校を見つけましょう。