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全日制・定時制・通信制の違いは?(高校選びのヒント)

神奈川県の公立高校には145校の全日制高校と27校の定時制高校、2校の通信制高校があります。(※2024年6月時点)

こちらの記事では「全日制」「定時制」「通信制」の主な違いについてお伝えしていきます。

ぜひ、高校選びの参考にしてくださいね。

 

全日制高校とは?

1)平日の昼間に通う一般的な高校

高等学校の課程の一つで、主に平日の昼間に学習する通常の課程です。高校に在籍しなければならない期間は3年で、1日に6時間程度の授業が設定されています。全日制の高校の中にも、普通科のほか、専門学科、総合学科などカリキュラムの異なる高校や学年制や単位制を採用している高校など様々です。

2)公立高校入試について

2月中旬の共通選抜で学力検査(原則5教科)が行われ、調査書(成績等)とあわせて合否が決まります。
※特色検査を実施する高校では学力検査を3教科としている高校もあります。

 

定時制高校とは?

1)授業の時間帯に特徴のある高校

夜間、特別の時間(フレキシブルスクール)、多部制(午前・午後)、三部制(午前・午後・夜間)、昼間部(午後)など、高校により授業の時間帯は様々です。多くの学校では17時30分頃から21時頃まで授業を行い、そのあとに部活動などがあります。また全日制の課程と併設して定時制の課程が置かれている高校もあれば、定時制の課程のみの高校もあります。全日制と同様に普通科のほか、専門学科、総合学科などカリキュラムの異なる高校や学年制や単位制を採用している高校など様々です。

2)基本は4年間で卒業

卒業に必要な修得単位数は74単位以上で、各学校で定められており、4年かけて卒業します。学習の内容は、全日制と同じで、卒業時に与えられる資格は変わりません。また、通常の授業に加え選択授業を受けることや、技能審査や高等学校卒業程度認定試験合格科目の単位認定などにより、一定の条件を満たせば、3年で卒業できる学校も多くあります。

3)公立高校入試について

2月中旬の共通選抜で学力検査(英国数の原則3教科)が行われ、調査書(成績等)とあわせて合否が決まります。
共通選抜では募集定員の80%を選考し、残り(募集定員に満たない人員)は3月の定通分割選抜で選考します。
※夜間以外の定時制では共通選抜で募集定員の100%を選考します。
※定時制高校でも特色検査を実施する場合もあります。

 

通信制高校とは?

1)学び方に特徴のある高校

主に通信教育(インターネットなど)によって自宅などで学習します。レポート(課題)、スクーリング(登校)、試験の3つを通じて単位を修得するのが基本の学習スタイルとなります。修業年限は3年以上、最低修得単位数は74単位です。
一定の条件を満たせば、全日制や定時制と同様に、3年間で卒業することもできます。卒業時に与えられる資格は、全日制や定時制と変わりません。

2)公立高校入試について

2月中旬の共通選抜で行われる作文と、調査書とあわせて合否が決まります。
共通選抜では募集定員の80%を選考し、残り(募集定員に満たない人員)は3月の定通分割選抜で選考します。
※通信制高校でも特色検査を実施する場合もあります。

 

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